用賀のお母さまが骨折して車いす生活に
世田谷区の用賀は瀬田にお住いの方からのカウンセリング依頼となります。
ご相談者さまは60代の女性で、お母さまの件でのご相談となります。
ご実家は世田谷区の瀬田にあり、娘さまも同じく世田谷区の用賀に住まわれています。
お父さまが亡くなられてから10年、お母さまはご実家で独居生活を楽しまれていました。
しかし、ご実家の2階階段から落ちて骨折してから車いす生活になってしまいました。
不自由ではありましたがご実家のお風呂や玄関などにスロープを付けるなどバリアフリー対策をすることでお一人での生活は可能でした。
娘さまも骨折してからは週に3日程度、時間を見つけてはご実家に様子伺いをしており、お母さまとの関係も良好でした。
ところが車いす生活を始めてから身体的な能力が著しく落ちてしまったお母さまの態度がだんだんと変わってきてしまったのです。
同居はどうしてもできない
足腰が悪くなってしまい自由度が下がってしまったことからお母さまの生活が変わってしまい、ベッドで過ごされることが多くなっていました。
それまで買い物でお友達に会うなどを楽しみにしていましたが、車いす生活になってからは外出を嫌うようになってしまいました。
それに合わせて性格も塞ぎがちになってしまい口数も少なくなりました。
ご相談者さまはそんなお母さまに少しでも元気になってもらいたいと思い、車いすでお散歩に出かけるようにしていました。
しかし、お母さまは周りから興味の対象であるかのようにみられることを嫌って、外出も嫌がるようになってしまったのです。
このころからお母さまは娘さまに辛く当たるような発言を繰り返するようになり、何かにつけては文句を言うようになってしまいました。
娘さまは最初こそ、お母さまの環境が変わってしまったことが原因であることを理解していたため辛い発言も受け入れることが出来ました。
しかし、ほぼ毎日のように、
「私は生きていたくない」
「アナタは私の家土地が欲しいんだろ?お金が欲しいんだろ?」
「車いす生活になった私をバカにしてるんだろ」
「いちいち見に来なくてもいいよ、死ぬときは勝手に死ぬから」
「家に来るなら気の利いたものでももってきなさいよ」
など、当たり散らすような発言が続くことで疲れがたまってきていました。
地域のケアマネジャーなどに相談をして生活プランなども作ってもらいましたが、お母さまはプランを実行したがらず、自宅にこもり一日中テレビを観るだけの生活になっていました。
ケアマネジャーからは環境の変化として、同居が可能であれば検討してみてはどうかと言われていましたが、どうしても同居できない理由がありました。
【参考】用賀にお住いのご家族さまで在宅介護の維持が困難になった結果、老人ホーム入居を決断されたケースがございます。
老人ホームへの入居を決められた経緯などを含めた相談については「【用賀】親よりも先に子供が認知症になってしまった」を参照ください。
旦那さまからの冷たいことば
ご相談者さまはずっと同居するのではなく、週に2日程度でも良いのでご自宅でお母さまの面倒を看たいとご主人さまに相談されていました。
しかし、ご主人さまはある理由でそれを許すことはありませんでした。
実は、ご主人さまがご相談者さまと結婚される際、娘さまのお母さまは結婚についてとても辛く当たったことがあったのです。
(※具体的な理由については個人特定になるため割愛します。)
また、子育てで忙しいときに、助けてほしいとお願いした際、忙しい、自分たちでなんとかしなさい、人に頼るのではなく自分たちで解決策を見つけて頂戴、と拒否されたことを良く思っていなかったのです。
その時の経験から、ご主人さまはお母さまとの同居に対し、
「俺は申し訳ないけど同居をゆるせない。俺たちが子育てで辛い時に一切の協力をしなかった事を忘れることはできない。あの時の言葉をそのままお母さまに言いたい気持ちだよ」
と、同居に対して否定的だったのです。
ご相談者さまはお母さまの暴言とご主人さまの非協力的な態度から、どうすればよいか分からなくなってしまっていました。
そんな時に当カウンセリングの事を人づてに聞いてご予約をされたそうです。