介護問題専門のカウンセリングとは
かきつばたは介護職として10年以上従事してきた元介護士が立ち上げた介護疲れのご家族さまや介護士のみなさまを対象とした専門的な心理カウンセリングセラピーとなります。
特に認知症が始まってしまうと徘徊から入浴・排泄介助など人間が本質的に苦手と思うような介護が必要になってしまいます。
ご自分の両親なのだから在宅でしっかりと見守るのが良い、とみなさんおっしゃりますが理想と現実には大きな隔たりがあります。
ご自身の生活環境が一変してしまうこともあるため、現実的に在宅介護が難しくなってしまうのが現代社会の特徴であると言えます。
また、子供が巣立ち生活に少し余裕が出てきたため地方で一人暮らしをしているお父さまやお母さまを呼び寄せてはみたものの、イメージとのギャップが大きく介護疲れになってしまうご家族さまも多くなっています。
介護疲れになってしまうと感情のコントロールだけではなく、身体的に影響がでてしまい昼夜を問わず眠ることが出来なくなってしまったり、喜怒哀楽が激しくなってしまい一般社会で影響が出るケースも珍しくありません。
こうした問題は1988年ごろから顕著になってきました。
夫婦共働きが一般化することで金銭的な余裕がでてきた反面、自分の生活を守りたいという意識が定着してきたのです。
厳しい言葉になりますが、介護はご自身の生活を犠牲にして成り立つ側面があるのは事実です。
それが寄り添う、ということなのです。
こうした背景を伴って、様々な介護施設が登場しました。
いわゆる老人ホームと呼ばれる高齢者施設が増えてきたのは2000年になってからです。
施設に従事する介護士もそれまでのボランティア的な側面から仕事として従事する専門職になりました。
しかしながら、厳しい作業を要する介護の世界であるにも関わらず所得は平均賃金よりも低く、施設内での人間関係などの影響から疲弊する介護士が増え始めました。
介護業界では日進月歩で介護技術が変化しています。
それまでの介護と今の介護では全くその理論は異なっており、介護士に認められる作業内容も広がりを見せています。
そのこと自体はとても良い傾向だと思いますが反面、1日の作業量がオーバーキャパになってしまい介護士が疲弊してしまう事態もまた現実的になってきました。
こうした問題を抜本的に解決するには人材の雇用を増やすしかないのですが長年の介護業種におけるイメージである「辛い、キツイ、給料が安い」が定着しているため介護職人材は増えません。
むしろ減ってしまっているのが現状です。
このような状況で日々、介護現場で頑張っている介護士はもはや限界まできています。
介護疲れのご家族さま、老人ホームで疲弊しながらも介護を頑張る介護士の皆さまを支えることを意図してかきつばたを開業いたしました。
介護における悩みの多くは精神的な悩みと環境が多くを占めています。
その2つは考え方と状況改善の2つを効率良く組み合わせることである程度の解消を図ることが出来るのです。
かきつばたではこうした介護世界における問題点を理論的に分析し、カウンセリングスキームを作りあげました。
これまで施設さまからの紹介やご家族さまからのご紹介などを中心に展開してまいりましたが、カウンセリングが一定の効果を上げていること、これまでに得た経験などを共有する場所を作ることで同じ悩みを抱えている皆さまに少しでもお役に立つことが出来ればとして今回、ホームページを立ち上げる運びとなりました。
介護疲れに悩むご家族さまからのカウンセリングご相談例
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排泄の介助はどうしても慣れることができない
- 家全体で排泄のにおいがしてしまいこれ以上耐えることが出来ない
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夫婦で仕事をしているため24時間365日、介護に目を向けることが出来ない
- 介護を通して親との関係値が悪化してしまいこれ以上同居できない
- 施設の入居を真剣に検討している
- デイサービスなどでしのいできたがこれ以上は難しいと思っている
- 子供が祖父母との同居を嫌がってしまいどうしたらよいかわからない
- 認知が進み、時間的な拘束が多くなってしまいこれ以上在宅での介護は無理
施設で働く介護士さまからのカウンセリングご相談例
- 人間関係がうまくいかず精神的に参ってしまっている
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シフトなどを提案しても考慮されず、疲弊した身体を休める時間がない
- もっと入居者さまに寄り添った介護をしたい
- 夜勤を止めたいが人数不足で止めることが出来ない
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後から入ってきた新人のほうが給料が良いなど制度に納得がいかない
- この道何十年といった介護士が意見をごり押しするなど管理が行き届いていない
- 時間が不規則な介護職で眠れなくなってしまった
- 人不足により、辞めることも休むこともできず精神的にも身体的にも限界だ
カウンセリングは4タイプ
介護に特化したカウンセリングとして4種類のカウンセリングを選択することが出来ます。
当カウンセリングは世田谷区を中心に展開しておりますが、日本全国からカウンセリングを希望するご家族さまや介護士さまからお問合せをいただいております。
・訪問カウンセリング
・電話によるカウンセリング
・オンライン(Zoomなど)によるカウンセリング
かきつばたのお約束
【1】秘密厳守
カウンセラーとご利用者さまの間で交わされた会話は守秘義務により徹底した情報管理を行っております。たとえご家族さまといえどもご利用者さまの同意なく内容を開示することはありません。
【2】アンケートの実施
不定期にカウンセリングの終了後にかんたんなアンケートを実施しています。ご利用者さまからのご指摘を日々のカウンセリングや通常業務に反映させる体制を整えております。
【3】担当カウンセリング制度
一度、ご担当させていただいたカウンセラーはご利用者さまからのご要望が無い限り、担当変更することはありません。カウンセリングとは少しづつ心の中を整理することが大切です。カルテ重視ではなく、ご利用者さまとの絆が大切であると考えています。
【4】不必要なひっぱりはしません
カウンセリングはご利用者さまの心の整理がしっかりとできた時点でその役目を終えるものです。カウンセラー、ご利用者さまが大丈夫と思えた時点がカウンセリングの終了の目安です。当カウンセリングでは「通い」を誘発するような行為はおこないません。