用賀在住の息子さまのカウンセリング

同居している85歳になるお母さまの件でカウンセリングをご予約されたのは世田谷区用賀に住まわれている60代の男性でした。

同居しているお母さまは認知もなく歩行も問題がなく元気なのですが最近になって自傷行為が目立つようになっていました。

それまでにも何度か、死にたいという発言はあったものの行動に移すことはありませんでした。しかしながらここ半年ほどで3回ほど自傷行為が発覚したことを悩まれていました。

いずれも夕飯どきに部屋から出てこないことを不審に思った奥さまがお部屋に入ったことで未然に防ぐことが出来ていましたが今後も同じように未然に防げるか分からないことに恐怖感をもっていました。

【在宅介護】自傷行為が頻発して命の危険が出てしまった

現状を確認する

カウンセリングを行うにあたり現状を確認することからはじめました。

息子さまに同居が始まった時までさかのぼって話をしていただくことで現状の把握を行います。

分かってきたことを洗い出してみました。

・同居は4年ほど

・自傷行為が目立つようになったのはこの半年

・外に出なくなった

・友人など家族以外の話し相手がほとんどいない

・この半年は電気をつけないで部屋にいることが多い

当初、同居に対してお母さまは喜んでいたそうです。しかし、息子さまと奥さまは共働きで出かけておりご夫婦のお子さまはすでに会社員となり家を出られていることから日中、家にはお母さましかいない状況が続いていたのです。

最初こそ同居を喜んでいたお母さまですが2年が経過するころから、笑うことが少なくなり、言葉も少なくなってきたことがわかりました。

以前ほど要望を言うこともなくなり、食事の時間以外は部屋にこもってテレビを観る生活が多くなってきました。

1年ほど前からは毎日の日課である散歩を行うこともなくなり、食事も一人別の時間に食べるような状況となっていました。そして、1年ほど前から死にたいなど発言するようになってきたことがわかりました。

以上の状況からどのようにカウンセリングを勧めたかについて次ページで詳しくご説明いたします。